こんにちはskbです。
今回は悩んでいる人も多い頭痛の原因と対処法についてまとめました。
現在、頭痛に悩んでいる人は自分の頭痛がどれに当てはまるのかチェックしてみてください。

よくある頭痛3選
片頭痛
特徴
片頭痛では拍動性の痛み(ズキズキと表現されることが多い)が繰り返し起こります。
こめかみに痛みを感じることが多く、片側性・両側性どちらもあります。
頻度は月に1〜5回程度、持続時間は12〜24時間です。
気分が優れない、あくびを繰り返したりといった症状も見られ、ひどくなると悪心・嘔吐、光・音過敏などを生じます。
女性で多く、月経周期と関連してみられることがあります。
体の動き、入浴、飲酒、マッサージなどで痛みが増悪します。
原因
機序:明らかになっていませんが、脳血管周囲の神経の興奮や血管の拡張と言われています。そのため血管を収縮させる因子は軽快因子、拡張させる因子は増悪因子となっています。
リスク:遺伝性があり母親が片頭痛持ちの場合ほとんどが遺伝すると言われています。
誘引:ストレス、首・肩こり、飲酒、睡眠不足・過多、月経周期、天気・温度の変化が挙げられます。
対処法
対処法は軽快因子とされている行動をとるか、薬を飲むかの2つです。
頭痛の軽快因子(血管を収縮させる因子)
- 局部の冷却
- 安静
- 適度な睡眠
市販されている薬
- イブ®️
- ロキソニン®️
- カロナール®️
片頭痛のときは薬を飲んで暗く静かな場所で安静にしましょう。
緊張型頭痛
特徴
緊張型頭痛では両側の後頭部〜頭蓋周囲に締め付けられるような痛みが1日中だらだらと続きます。特に夕方に強くなります。
頻度としては年に数回の人から毎日発生する人もいます。
ストレスによって痛みが増悪します。こちらは悪心や嘔吐、光・音過敏などを伴うことはほとんどありません。
頭痛の患者の約半数がこの頭痛で、生涯有病率は30〜78%とされ、最も頻度の高い頭痛です。
原因
機序:頭部を支える項部〜後頭部の筋肉の緊張(凝り)によって痛みが生じると考えられています。
誘因:精神的・身体的ストレス、不安、うつ、運動不足、うつむき姿勢、眼精疲労などです。
対処法
予防法としては頭痛の誘因となる、精神的・身体的ストレスを取り除きましょう。
頭痛の軽快因子
- 入浴、飲酒、運動やマッサージによって凝った箇所の血流を改善
- 精神的ストレスの除去
市販されている薬
- イブ®️
- ロキソニン®️
- カロナール®️
群発頭痛
特徴
群発頭痛は突然片側の目がえぐられるような激痛が1時間ほど続きます。さらに約1ヶ月間毎日同様の頭痛を繰り返します。特に深夜に起こることが多く、涙・鼻水、鼻詰まり、充血を伴うことも多いです。
群発期(数週間〜数ヶ月)と寛解期(数ヶ月〜1年)を繰り返す。
有病率は0.01〜0.1%と他の2つに比べると少なく、20〜40代の男性に好発します。
原因
機序:目の後ろにある血管が拡張し、炎症を起こすことによって痛みが生じると考えられています。
対処法
群発期には血管が拡張するような行為はなるべく控えましょう。
具体的には
- アルコール
- 熱いサウナ、お風呂
- 激しい運動
です。
また気圧の変化も誘引となることがあるので、飛行機、スキューバダイビングも控えた方がいいかと思われます。
市販薬では群発頭痛に対しての効果を期待できないので、専門医を受診しましょう。
上記以外の頭痛
上で紹介したものは1次性頭痛と呼ばれる頭痛の原因となる疾患がない頭痛です。
これら以外の頭痛の場合はなにかしらの原因となる病気があるかもしれないので、専門医を受診してください。

まとめ
みなさん自分の症状に当てはまるものはあったでしょうか?
自分の悩んでいる頭痛があれば、的確に対処していきましょう。
ここまで対処法などを書いてきましたが、症状がひどい・生活に支障がある場合は専門医を受診することをおすすめします。
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