【医学生が解説】通勤・通学中?!こんなときに下痢・腹痛が!すぐにできる対策4選!【便通コントロール】

ちょっと気になる日常医学

こんにちは、医学生SKBです。

「こんな大事な時に腹痛が!」

「試験の朝お腹痛くなるのが怖い!」

「通勤・通学中にお腹が痛くなってつらい!」

「緊張すると腹痛が起こりやすい」

みなさんはこのようなご経験ありませんか?

私も同じように、来てほしくないタイミングで便意・腹痛を催したことがあります。

そして「自分の好きなタイミングで出しておけたらな!便通をコントロールできたらな!」と思ったことが何度もあります。

そこで今回は自分が試してみて良かった、大事な日の朝からできる腹痛対策を4つご紹介します。

正常な便通

まず腹痛への対策を見る前に正常な人の便通というのがどのようなものなのかを知っておきましょう。

正常な便通というのは一般的には

多くて1日3回〜少なくて週に3、4回

と言われています。この範囲内に収まっていれば数字上は正常な便通ができていると言ってよいでしょう。

おそらく最初に挙げたような悩みを抱えている方でも、多くの方はこの正常範囲内に収まっており、普段の便通が腹痛の原因になっているというわけではありません。

そう、このような腹痛はどうしても、誰にでも起こってしまうことなのです。

過敏性腸症候群の疑い!?

「下痢 朝」などと検索すると「過敏性腸症候群」という仰々しい病名が出てきますが、みなさんはそうなのでしょうか?

過敏性腸症候群とは

ストレス、暴飲暴食や過度の飲酒、不規則な生活などが原因となる下痢や便秘などの便通の異常を感じる症候群

のことです。

そのなかでも下痢型の過敏性腸症候群は朝の電車などで発症しやすく、今回テーマとしている腹痛と同じです。

ですが、過敏性腸症候群と診断されるには「腹痛・腹部不快感と便通異常が3カ月の間に間欠的に生じるか、もしくは持続した場合」を必要とするので、症状がひどかったりしない場合、

多くの人は過敏性腸症候群の傾向にあると言えるでしょう!

すぐできる!腹痛への対策4選

朝ご飯を抜く

朝食を食べると、食べ物が胃に入ることで腸を刺激する胃結腸反射が起こり、大腸の蠕動運動(便を運ぶ動き)が活発になります。そうすることで便意を催し、最終的に排泄するという流れにが起こります。

ですが、その朝食を抜くことで便意・蠕動運動を抑えることができます。

また水などでもこの刺激を起こしてしまうので、できるだけ朝は何も摂取しないというのがいいと思います。

ただこの対策は健康にはあまりよくないので、「どうしても腹痛・下痢が起こったら困る!」「今日はなんかお腹痛くなりそうだな」という日だけにしましょう。

朝出しておく

1つ目の対策とは逆に、先に全部出してしまうという作戦もあります。

具体的には

①朝早く起きる

②朝食、水分を十分に摂る

③体を動かしたり、腸のマッサージをしたりして粘る

基本的にこの3ステップで行います。②では冷たい水などの方が刺激を与えやすいでしょう。また牛乳は下痢を引き起こしやすいのでオススメです。

③の時は個人的には椅子に座ったり、便座に座る姿勢でいるのがオススメです。

ただこの対策は時間が中途半端だと出発に排便が間に合わなかったりします。その場合高確率で移動中に腹痛・便意を催すので注意してください。

家を早く出る

先ほどの「朝出しておく」作戦の上位互換の対策になります。

①〜②のあと早めに家を出ます。基本的に緊張などによって生じる腹痛は、電車やバスなどの「すぐにトイレに行けない状況」に陥ったときに、その心配から腹痛・下痢を催します。その状況を自ら作り出して、便意を起こします。

目安としては集合時間の30分前くらいに着く感覚で家を出れば、途中の駅や学校・会社に着いてからゆっくりトイレに行くことができます。

薬を飲む

これは最終手段ですが、下痢止め薬を飲むという対策です。

腸の動き(蠕動運動)や水分の分泌を抑制してくれる薬で、便意や腹痛が起こったあとでもそれを抑えてくれます。

水なしですぐに飲めるような薬が多く販売されていますので、携帯しておいてお腹が痛くなってきた・なりそうな時にいつでも・どこでも飲むことができます。ちなみに僕は常にこの薬を携帯しています。

代表的なものに「ピシャット」「ストッパ」などがあります。

ひどい場合には

腹痛や下痢の症状・頻度がひどい場合には過敏性腸症候群の可能性もあります。

その場合は食事生活指導・薬の処方などが必要になってくるので、医療機関を受診しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました