こんにちはSKBです。
みなさん歯磨きは毎日行っているでしょうか?毎食後行っている人もいらっしゃるでしょうが、多くの人は一日一回または2回程度かと思われます。
歯磨きは1日何回すればいいのか、そしてデンタルフロス、歯間ブラシはした方がいいのかどうかについて話していきたいと思います。
歯磨きだけではプラークは除去しきれない

そもそも何をしたって100%プラークは除去できません。しかし歯磨きだけだとプラークは58%しか除去できません(1)。特に歯ブラシでは歯間部の清掃が不十分になりやすいことがわかっています。
そこで歯ブラシで歯を磨くのはもちろんのこと、デンタルフロス・歯間ブラシを使用することが大切になります。
一番怖いのは歯周病
おじいちゃんやおばあちゃんで歯が抜けている人を見たことありますか?見たことある人も多いのではないかと思います。
歯が抜ける原因の一位は歯周病になります。
歯周病は40歳以降に歯を失う大きな原因となっており、平成5年の歯科疾患実態調査によると35~44歳の27%が歯周病に罹患しており、同年齢で歯肉炎も含めると80%に何らかの症状が出ているという報告があります(2)。
また厚生労働省の報告によると歯周病のリスクとして喫煙、歯間部清掃用器具の使用の有無(デンタルフロス・歯間ブラシなど)、過度の飲酒、定期歯科検診・受療の有無、食習慣、歯磨き回数などが示されています。
- 喫煙
- 歯間部清掃用器具の使用の有無(デンタルフロス・歯間ブラシなど)
- 過度の飲酒
- 定期歯科検診・受療の有無
- 食習慣
- 歯磨き回数
歯ブラシでは歯と歯の間のプラークを完全に落とすことができないため、歯と歯の間から歯肉の炎症が生じることが多いことがわかっています。このため厚生労働省のHPでもデンタルフロス・歯間ブラシなどの使用が推奨されています。
(2)厚生労働省報告書より
みなさん歯磨きしてますか?

厚生労働省のデータによると平成28年度のデータで毎日歯を磨く人の割合は90%を超えています。また上のグラフを見てももらえばわかるように歯を1回磨く人は減少し続け、それに合わせて、2回、3回と磨く人は増加し続けています。
また厚生労働省では歯を1日に2回以上磨くことを推奨しています。特に夜に磨くことが推奨されているようです。
デンタルフロス・歯間ブラシしてますか?
歯ブラシだけでも大変です。朝はなかなか時間が取れないし、外出中にそこまでできないよって方も多いと思います。実際にどのぐらいの人がデンタルフロスや歯間ブラシを行なっているのでしょうか?

このグラフのデータは 平成28年のものです。男性よりはるかに多くの女性がデンタルフロス・歯間ブラシを行なっていることがわかります。
デンタルフロス・歯間ブラシを用いた歯間の清掃を行なっている人は全体で 30%ほどいらっしゃいます。そして舌を磨いている方も全体で16%ほどいらっしゃいます。
そしてある程度年齢が上がるにつれてフロス・歯間ブラシを行なっていることがわかります。
みなさんも自分の年齢のところを確認してみてください。思ったより多くの人がやっているんだなぁとドキッとした人も多いのではないかと思います。

舌を磨いている人もやはり女性が多いです。フロスなどと比べて傾向が異なり、若い女性に多い印象を受けます。若い女性が美容の一環としてされているという可能性が考えられます。
まとめ
歯磨きを1日2回以上する人の割合は増加し続け、平成28年で50%程度になっています。それに対してプラークの除去に必要なデンタルフロス・歯間ブラシは全体で30%程度しか行っていません。
歯肉炎・歯周病による歯の喪失を防ぐためにもデンタルフロス・歯間ブラシを現在していない人は少しずつでもいいので初めていきましょう。論文などでのデータは確認しておりませんが、個人的には口臭改善など嬉しい作用がたくさんあると思います。
歯磨き粉・キシリトールガムなどについて書いた記事もあるので、気になる方はこちらから↓
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