朝起きれず悩んでいる人、みんなが勉強しているときに遊んでしまって罪悪感に苛まれている人、やらなければならない仕事を後回しにして、次はもっと早くから準備しようなどと毎回思っている人に朗報です。今日はそのような悩みを抱えているあなたに最強の思考法「if then planning」を紹介したいと思います。
このテクニックを使えばあなたは今よりもっと
・時間を有効活用できる
・資格試験の勉強が進む
・テストの点が上がる
などを通して、結果を出すことができます。
if then planning とは
if then planningとは社会心理学者であるHeidi Grant教授の著書「やり抜く人の九つの習慣」の中で紹介されている思考法のことです。
このテクニックは非常にシンプルで
事前に何個かの決まり事を作っておくだけでその実行力が飛躍的に向上する
というものです。
if then planning のやり方
二つのstep
やり方は非常にシンプルです。
step1 if(もし)〜ならば
step2 then(そのとき)~する
「やり抜く人の九つの習慣」注:一部改変
と二つのstepを決めておくだけです。この二つを事前に決定しておくだけで、今まで行うことが難しかったことが遥かに実践できるようになります。
これだけでは分かりにくいので私が実践している具体例を用いて説明しようと思います。
ベッドからなかなか起き上がれないあなたへ
誰でも朝起きるのは辛いと思います。私も朝ギリギリに起きることが多く、遅刻しそうになることが多かったです。そんなときにこの思考法を実践するようになってから、寝坊することも、二度寝することもなくなりました。 そのstpeは非常に簡単
- Step1 if(もし)ベッドから起き上がりたくないと考えたら
- Step2 then(その時)ベッドから起き上がる
このように事前に決めておくと不思議なことに朝、布団の中で目を覚ましたときに「まだ寝たいなぁ」と思った瞬間、起き上がることができるようになります。
腹が立ったとき
腹が立ったときにカッなってつい手を出してしまったり、後から後悔するようなことを言ったりした経験はありませんか?私も腹が立ったときについつい言い過ぎてしまって、後から謝るようなことになったことが数えきれないほどありました。そこでif then planningの手法を用いてこのようなことを決めています。
- Step1 if(もし)腹が立ったら
- Step2 then(その時)6秒間は何も言わず深呼吸をする
腹が立っときには6秒間時間を空けるといいという話を聞いたことがある人も多いのではないかと思います。これはアンガーマネージメント(怒りのコントロール)という考え方が応用されています。どんなに激怒しても、怒りの感情のピークはせいぜい6秒程度だと言われていることから、怒ったときには6秒待つと良いと言われています。その事実を知っている方の中で実践されている方はどのぐらいいらっしゃるでしょうか?案外やっていない方が多いのではないかと思います。そこで私はこのif then planningという思考法とそのアンガーマネージメントを組み合わせて上に書いたstepを事前に決定しています。
そうすることで怒りを自覚したときには条件反射のように「6秒待つ」と頭の中で考えることができ、怒りをコントロールできるようになりました。
成果は出したいが勉強はしんどいと考えているあなたへ
テストが近いけど勉強はしたくないなぁ、勉強しないとまずいけどやる気起きないなぁ。そんなときに限って普段ならやらないゲームや机周りの掃除を初めてしまう。誰でもあると思います。そんなあなたへ
- Step1 if(もし)勉強したくないなぁ
- Step2 then(その時)勉強を始める
これは私が受験勉強をするときに多用していた考え方です。
私自身、過去には勉強したくないなぁとタスクを後回しにして悩んでいた時期がありました。しかしあるとき気づいたのです。その悩み無駄じゃないか?と
受験生に限らずに多くの人が陥りがちな罠は、「やりたくないと」悩むことです。冷静に考えてみてください。「やりたくないなぁ」、「めんどくさいなぁ」と悩むことに時間を割くことは有意義だと思いますか?確かに、悩み抜いて結論を出すべきことも数多くあります。しかしながら、こと学習に関しては悩んでいる時間は完全に無駄と言えるでしょう。あなたのその悩みを解消するただ一つの方法は前に進むことだけです。受験生の多くの悩みは勉強することによってのみ解消されます。それと同様に前進することで解決することは多いです。悩んだらその瞬間に始めましょう。
まとめ
このように事前にすることを決めておくだけで驚くほど冷静に状況に対応できます。if then planningはstep1とstep2を自由に決定することであなたが悩んでいる身の回りのことに応用することができます。まずはあなたが何に悩んでいるかを見つめ直し、step1、step2を決めることで前進しませんか。
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