こんにちはSKBです。前期の講座では「間違えた場所を覚えろ」をテーマにやってきました。
今回のテーマは「細かいことは考えるな!とにかく問題集を一周終えろ!」です。
極意 その2:細かいことは考えるな!とにかく一周しろ!
問題集を勉強している時に細かいところが引っかかって、なかなか先に進めない人は多いと思います。
そのような勉強の仕方にも当然メリットがあります。うんうん唸って考えた時間は決して無駄にはならず、問題解決能力や、考え抜く力を鍛えられると思います。
しかし、得点を獲得するという観点では時間をかけて問題を解くことは大きな間違いです。
これには考えてみればアタリマエとも思えるようなロジックがあります。
それは
・今、疑問に思って手を止めている箇所は、教科書や問題集の先のパートを勉強したあとならば疑問にならないような些細なポイントである可能性がある。
ということです。
後からみれば「なんであんな簡単なところで悩んでたんだろう」みたいになることが本当に多くあります。先に進んで全体像を掴んでいたならば、もっと時間を短縮できたのにといった状態になります。
そのほかにも、とにかく一周を終えることに集中することによるメリットがあります。
一周を最速で終えるメリット
・短時間で全体像を掴むことができる
・疑問点に時間をかけないので、ストレスが少ない
・順調にページが進行していくのでモチベーションを維持しやすい
・浅く広く勉強しているので、授業などで出てくるパートが2回目の学習になり、復習効果が生まれる
これら多数のメリットがあります。なのでとにかく全速力で問題集を1周終えることを意識してください。
でもデメリットもあるんじゃないの?と思った方もいらっしゃるのではないかと思うので説明します。
想定されるデメリット
・疑問点がたくさん残ってしまう
・短時間にたくさんの情報が入ってきて処理しきれない
このような問題が想定されます。
確かに疑問点は多く残ってしまうかもしれません。しかし、先に進めるにつれて、疑問点が解消されていったりします。私が提案しているこの勉強法の一番大きなメリットは、ストレスが多くて勉強が続けられないという最悪の事態を防ぎやすいということにあります。
問題集の1周目は特にストレスが多く、途中でドロップアウトした経験がある方も多いと思います。
なので1周目はとにかくストレスを減らし、続けることができるようにする必要があります。
1周目は疑問点のストレスを軽減し、2周目以降に疑問点解消のストレスを持ってきます。
つまり疑問点がたくさん残ってしまうのはデメリットではなく、作戦なのです。
短時間にたくさんの情報が入ってくることによるストレスもあるかもしれません。しかし、この勉強法のメリットの一つとして、情報処理能力を上げることもあります。
短時間に大量に入ってくる情報をいかに正確に処理していくかを受験で求められますし、社会に出てからも求められていきます。そのため、この勉強法で、短時間に情報を処理するトレーニングを同時にしていくというのは非常に合理的だと思います。
まとめ
細かいことは考えるな!とにかく一周しろ!が今回の極意でした。
やり方のポイントとしては、難しいことを考える必要はありません。とにかく前に進んで、問題集を1周終えることだけ考えれば大丈夫です。
多くの生徒が、途中の細かいところが気になって手を止めて、うんうん唸って考えて時間を使っていました。そのような勉強法もいいのですが、多くの生徒は結局、モチベーションを維持できず最後まで問題集を終えることすらできません。
勉強のポイントとしてはいかにモチベーションを維持して、勉強を継続するかということが挙げられます。そのための具体的な手法として今回紹介した勉強法をぜひ活用してみてください。
一周した後はどうすればいいの?という疑問を持たれた方もいらっしゃると思います。その後の方法もその3などで紹介していくのでぜひチェックしてみてください。
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