医学部式【勉強の極意】その1 自分の弱点を見つけろ

医学部式【勉強の極意】

こんにちはSKBです。今日は大学部受験、そして大学内部の試験もあらかたこなしてきた現役医学生SKBが勉強の極意をレクチャーしたいと思います。私たちは非常に大量の情報を暗記、処理するトレーニングを積んできていますし、実際の現場でもその能力が問われます。わたしたちが、大量の試験や勉強をどのように処理しているか一緒に学んでいきたいと思います。

極意 その1:自分がどこを間違えるか、間違えた場所を覚えろ!

これは受験生、国試などを勉強する医学生全てに必要な能力となります。勉強ができる人ほど自分ができない場所を認識しています。

あなたは今、自分が苦手な場所をスラスラ言えますか?

これができていない人は復習を漠然と広範囲やることになり非常に効率が悪いです。

はっきり言って、自分が苦手な箇所を見つけ出せない人はそれだけで勉強・仕事ができない可能性が高いと言えるかもしれません。

できる生徒は自分がどこを間違えてどこを正解できているか分析することができています。

なぜ自分の苦手な箇所を把握できなければならないか

  • 効率的に復習ができないから
  • 間違える確率があがるから

結局全ては「間違える確率が上がる」ことにつながると思います。

自身の勉強経験、生徒の指導経験を分析して導き出したことからわかった重要な一つのことがあります。それは「人間は同じ過ちを繰り返す」ということです。

例えば生徒に化学の周期表を書かせると忘れてるところが毎回同じ場所になるのです。

そのほかにも生徒が計算ミスをしたところを集めて分析すると、全く同じ計算方法の時だけ計算ミスをする傾向が非常に高くなります。例えばその生徒の場合、数学で用いる平方完成をする時に異常に計算ミスが多いことがわかりました。

しかし、本人は平方完成の時に異常に計算ミスが多いことが気づいていませんでした。

これと類似の現象が日常的に起きています。

そこで私は、生徒に勉強自体を教えるのではなく、間違える箇所を覚えるように指導したのです。

そうすると生徒が問題を解いている時に、よく間違える場所に来ると一瞬手が止まるのです。ここはよく間違える箇所であると覚えているため、慎重に丁寧に解くようになるのです。

こうすることで、計算ミスは劇的に改善していきました。

文系科目などの暗記科目でもこのやり方は有効です。英単語を例にとってみても、覚えやすい単語と覚えにくい単語が人それぞれありますよね。しかし、最初から最後まで何回も復習している人やもうすでに覚えているところをやって満足してしまう人が多いです。

とにかく自分がどの単語を覚えれていないのかを把握することから始めましょう。最初の一週目はそれを確認するためにやるようなものです。

昔、何かの本で読んだのですが、もう覚えたと思った単語は黒で塗りつぶす人がいました。その人もやはり、自分が覚えられていないところに焦点を当てて勉強した方が効率的であるということに気づいていたのだと思います。

このやり方は医学生でも当然有効です。QB(クエスチョンバンク)などの オンライン問題集では、自分が間違えたところだけを抽出して問題を解くことができます。そのため、自分がどこを間違えるかを覚えるのが非常にやりやすくなっています。独学で過去問などを解くのもお金が浮いていいのですが、あれらのオンライン問題集を利用することで、効率的に勉強を進めることができると思います。

まとめ

はっきりいうと、多くの人は自分がよく間違えるところを把握できていません。だから、勉強ができないと言っていいと思います。時間に限りがあるからこそ、効率的な勉強の仕方を学び自分の目的を達成してもらえたらなと思います。

ちなみにこの理論を僕は日常にも応用しています。出かける前に、やっぱりトイレ行ってから出かけるかと考え直して、家に戻る時に財布と携帯を無造作にその辺に置いてなくす傾向があります。そのため、その際には一度おいた財布と携帯を指差し確認します。こうすることでここに置いたぞと覚えます。

このように自分がよくするミスを覚えることでそのミスをしなくなります。

この方法は受験勉強でも、手術でも、人間関係などどこにでも応用できます。ぜひ利用してみてください。

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