ディスカッションで行われる高等技術・ストローマン論法【ひ○ゆきなども多用】

行動の科学

こんにちはSKBです。

今日はディスカッションなどで多様されているストローマン論法について紹介しようと思います。

ストローマン論法とは

ストローマン論法とは

相手が示した意見を歪め、あるいは一部のみを取り出して解釈し、それを相手が発言したかのように言い返す。

さらに発言を引用する形で一見では否定しがたい持論を作り出し、自らの発言の正当性を補強する。

相手の意見に同調する不完全な擁護意見を持ち出し、充分な主張・再反論がされたようにみせかける。

発言の中から一見関係ありそうな問題や考え方を取り出し、さも相手側の意見はこれを象徴するものとして非難する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3

相手がそのような発言などしていないにも関わらず、あたかもそのような発言をした前提で議論を進めようとすることです。

要は相手が言っていないのに自分の都合のいいように相手の発言を捻じ曲げながら議論を進めることです。発言がねじ曲がっているので議論として成立しないでしょ?と思うかも知れませんが、短時間では一見すると間違っていないように議論を進めるため非常にディスカッションで強力に作用することがあります。

ストローマン論法の例

例1)

A君:殺人は間違っているよ。人の命を奪うなんておかしいよ。

B君:戦争では殺さなければ、より多くの人を殺されることになる。 A君は殺人しないことによってより多くの人を殺すことになる。それでもいいの?

A君:。。。

この例ではA君はそんな話をしていないにも関わらず、勝手な議論をB君は進めています。

しかしどうでしょうか?一見するとB君の意見も間違っていないように見えます。

例2)

A君:夏は暑くて、熱中症の人が多く出るから昼は外出を控えた方がいいよ。

B君:そんなことを言ったってお昼にはご飯を食べるために外出しなければならないじゃないか。外出を控えた方がいいなんて意見はおかしいよ。

A君:。。。

この例でもA君とB君の議論は成立しているように見えて成立していません。A君は不要な外出を控えて体調を崩さないようにしようという意見を言っています。それに対してB君は昼は全く外に出てはならないとA君が主張しているように捉えて議論を進めています。 A君がそんなことを一言も言っていないにも関わらずです。

例3)

A君:レトルトカレーもたまにはちょっといいのを食べてみるのはどうかな、500円ぐらいのやつとか色々売っているよ。

B君:高いカレーならば美味しいと捉えるのはおかしいよ。

A君:。。。

これもA君は高いカレーを美味しいカレーであるとは言っていません。ちょっと高いカレーも食べてみたら期にいるかもよぐらいの感覚の発言に対して、B君は A君の発言を歪めて解釈しています。

これらのようにストローマン論法とは論理が破綻しているにも関わらずに、一見するとその破綻がわかりにくいような発言をする論法となっています。よっぽど頭がいい人であっても、巧妙なストローマン論法を使用されるとその矛盾を明確に指摘するのは難しいと思います。

まとめ

今日はストローマン論法について話ました。

ストローマン論法はひ○ゆきも多様していると言われています。

いわゆるディスカッションが強い人は正確な論理だけでなく、ストローマン論法を混ぜながらディスカッションを有利に進めています。相手が使ったストローマン論法の矛盾を指摘できなければ、相手に議論を有利に進められる非常に強力な論法となっています。

日頃から気をつけて相手の発言が本当に正しいのか疑う心も大切かもしれません。

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